「大相撲夏場所・初日」(12日、両国国技館)

 初日を迎え、横綱、4大関がそろって敗れる大波乱の船出となった。国技館は騒然となり、座布団が飛ぶ事態となった。

 番付上の横綱・大関が5人以上出場しての総崩れは、2006年秋場所6日目以来18年ぶりで、初日では昭和以降初めてとなる。

 まず霧島が豪ノ山に押し出しで敗れると、貴景勝も押し出しで平戸海に敗れた。さらに琴桜も元気なく豪栄道に押し切られ、豊昇龍は熱海富士に上手投げで敗れた。豪栄道は「いい稽古ができたので。良い相撲が取れたと思います」と語り、明日の横綱戦へ「自分の相撲をとれるように」と力を込めた。

 さらに横綱・照ノ富士も大の里にすくい投げで敗れ、上位陣が総崩れ。初日金星となった大の里は「本当に番付も大きく上がった状態での夏場所なんで。しっかり頑張ります」と興奮気味に語った。

 1横綱、4大関だけでなく関脇陣も総崩れとなる異常事態に国技館も騒然。Xでは大関全敗が大きな話題となり「初日から大関全滅なんて」「大関なんでこうなったよ」「大関って位が泣いてるぞ。なんかがっかりした」「大関全敗なんて波乱すぎる…」といったファンの悲痛な叫び声であふれかえった。さらに横綱も敗れると「上位全滅」がトレンド入りした。
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デイリースポーツ