「ナンシーさんには『ゆるいバラエティー番組を作った男』とか、
毎週のようにボロクソ書かれていました。
ちょうど、80年代半ばくらいに前田日明さんが格闘技色の強いUWFという団体を立ち上げて人気があった。
それに応じて、テレビの世界も『ロープに相手を振ったら返ってくる』みたいな
従来のプロレス的なものから、関節技や打撃が中心でガチな空気が漂うUWF的なものに移ってきた。
ナンシーさんもUWFのスタイルが好きだったと思うので、僕みたいにプロレスをやり続けている人間は好きじゃなかったでしょうね」。