仙台放送
2024年4月8日 月曜 午後1:05
https://www.fnn.jp/articles/-/682440

宮城県の村井知事は4月8日、国民体育大会、いわゆる「国体」について、各都道府県の負担が大きいとし、「今の形式での大会は、廃止も一つの選択肢」との考えを示しました。

村井知事
「今のように、47都道府県が順番に、ほとんどすべての競技を1カ所に集めて、年に1回やるのは見直すべき、やめるべきじゃないかというのを県は出した」

村井知事は8日の定例会見でこのように述べ、自らが会長を務める全国知事会のアンケート調査に対し、「今の形式での大会は、廃止も視野に入れるべき」と回答したことを明らかにしました。

国民体育大会、いわゆる「国体」は、毎年、各都道府県の持ち回りで開催され、2035年には3巡目に入りますが、選手や関係者の交通費や宿泊費など開催県の負担が大きく全国知事会は、現在、国体の在り方について検討を進めています。

一方、国体を主催する日本スポーツ協会も今年度中に考え方をまとめたいとしていて、全国知事会は、調査結果がまとまり次第、協会に意見を提出する方針です。

FNN