公開日:2024/03/09 06:00 更新日:2024/03/09 06:00

 80歳を超えてなお、バラエティー番組で欠かせない存在感を放っておられる高橋英樹さん。手をたたきながら豪快に笑われる姿は見ている者を楽しくさせる、引き込んでしまう魅力を持っておられます。

 20年以上前に「トミーズのはらぺこ亭」(関西テレビ)にゲストで来ていただきました。

「おはようございます。高橋です。今日はよろしくお願いいたします!」と、深々と頭を下げられて楽屋に入って来られた高橋さん。
打ち合わせでも豪快に笑いつつ、若いスタッフに対して常に礼儀正しく接していて、その時の真剣でやさしいまなざしが「一緒に番組をつくっている仲間」として見ておられる姿が印象的で、うれしくなりました。

 時代劇スターの足がかりになった「桃太郎侍」の話では有名な「ひと~つ、人の世の生き血をすすり……」と続く、桃太郎が悪人どもを斬って捨てる際の殺陣の口上が、当初は3つではなくもっと多かったという隠れたエピソードを披露してくれました。

「あれ大変だったんですよ。(口上を)言わなきゃいけないし、殺陣はしなきゃいけないから、殺陣に気が行き過ぎると口上を間違うしね。スタッフのみなさんにはご迷惑をおかけしました」

 しかも殺陣のシーンだけで相当な時間を食ってしまうので3つで終わるように変更されたと、なつかしそうに楽しそうに話しておられました。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/337250/2
続き