《ゼレンスキーは今も「武器をくれ、資金援助を」と他力に頼っている。自前で戦えないならば止やめるべきではないか》《ゼレンスキーが本当の愛国者なら、和平、停戦を申し出て、話し合いをすることである》《プーチン大統領は話し合いには応じる意向を示している。頑かたくなに拒こばんでいるのはゼレンスキーである》

 ロシア軍によるウクライナ侵攻から2年経ち、2月25日、自身のブログにこう書きこんだのは鈴木宗男参院議員(76)。以前からウクライナに対する欧米などの武器支援に難色を示してきた鈴木氏だが、最近はゼレンスキー大統領の資質を問う言葉も目立つようだ。

 この日放送された「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)に出演した際も、「ゼレンスキー大統領が、そもそも大統領にふさわしい人だったのかどうか」と切り出し、こう踏み込んでいた。

「政治家としての基礎体力を誰も見てませんね。政治経験は何もない」「コメディアンで、大統領選挙があって、たまたまテレビ映画で大統領職で成功したものだから手を挙げて出て、なった人」

(略)

《自民党の方が酷いと思うけれど》

 SNS上でも休戦や停戦を求める意見が出る中、鈴木氏がゼレンスキー大統領を「政治経験はなく、コメディアン」と評したことに対しても、様々な投稿がみられる。

《日本でも自民党はタレントやスポーツ選手出身の議員ばかり》

《ゼレンスキー氏の資質を問えるのか? 脱税の疑いがある議員がうじゃうじゃいる自民党の方が酷いと思うけれど》

 とりわけ目立つのは自民党議員の資質を指摘する声で、同党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件でも、収支報告書に計2057万円の不記載が発覚した橋本聖子五輪相(59)は元スピードスケート選手、同計822万円の不記載が見つかった丸川珠代元五輪相(53)は元民放アナウンサー。

 タレントや歌手出身でいえば、SNSに「政権を握っているのは総理大臣だけ」などと書き込んで炎上した三原じゅん子参院議員(59)や、税金を使った観光旅行と大ブーイングが起こったパリ視察で話題を集めた今井絵理子参院議員(40)らがいる。

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