中日スポーツ
2/26(月) 11:07

塩村文夏議員
 立憲民主党の米山隆一衆院議員が26日、X(旧ツイッター)を更新。同党の塩村文夏参院議員をあおるような投稿を続ける実業家「ひろゆき」こと西村博之さんに対し、「卑怯(ひきょう)かつ詭弁(きべん)」とあらためて非難した。

 立憲民主党の塩村文夏参院議員(45)が24日、日本テレビ系バラエティー番組「恋のから騒ぎ」に自身が出演していたことにからみ、SNS上にデマが流されていると主張したのが発端。「男とタダでは別れない」「私が妊娠をしてしまったと」「今まで付き合った人は慰謝料くれたから」などと当時の画像を切り取った画像で、塩村さんはXで、「拡散したアカウントは全件、裁判所が名誉毀損(きそん)を認めて発信者開示請求が認められております」と投稿した。

 ひろゆきさんは25日、「デマを書くと塩村文夏議員に訴えられるそうですが、おいらは訴えられてないようです。塩村あやか議員が、彼氏に『妊娠した』と、ウソをついてお金を取った 彼氏からお金を取るのを複数やっていて1500万円取った事もある は事実と認めたという事で良いのかな?」などと書き込んだ。

 塩村さんは「訴えられてない」とのひろゆきさんの投稿にXで反論。弁護士と相談したところ、ひろゆきさんの住所が日本にはないため裁判開始を知らせるための特別送達先がなく、裁判で賠償が認められても財産が日本にないため支払われず、訴えた側の訴訟費用がかさむのみになる可能性があることが分かったと紹介。ひろゆきさんに特別送達先を教えることと、賠償が認められたら支払ってもらえるかの2点を質問した。

 これに対し、ひろゆきさんは、フランス移住後に東京地裁で裁判になってることを理由に、送達先が分からないのは「そちらの弁護士の能力不足の問題です。おいらの問題ではないです」と主張。「男性に妊娠したとウソついた」「慰謝料1500万円取った」の2点をあらためて挙げ、「公人なのに『反論できないので住所教えろ』としか言わないのは、否定ができないという事ですかね?」とあらためて塩村さんを「口撃」した。

 そこに、これまでに何度かひろゆきさんの主張の間違いを指摘した「論破王キラー」として、ネット上で話題になっている米山さんが再参戦。前日25日には、訴状が送れない塩村さんから「『訴えられないのは事実だからだ』などというのは開き直りが過ぎます」などと、ひろゆきさんをたしなめる投稿をしていた。

 米山さんは26日の投稿で、ひろゆきさんの塩村さんに対する投稿を、「送達先は教えない。難しいが自分で探せ(諦めたらもうけもの)」「(塩村氏は事実でないと既に反論しているのに)『反論できないので住所を教えろ』としか言わないと勝手にねじ曲げ『否定ができないから』と誤った印象を植え付ける」と要約。「卑怯かつ詭弁です」と非難した。

 ひろゆきさんの投稿に対しては「確かに公人が住所教えろはやばいな」「あ、論点すり替えた!」との賛否とともに、「おもろくなってキタァァぁあああ!」「どう出てくるのか楽しみですねー」などとSNS上のバトルをやじ馬的に面白がるコメントも目立った。

 米山さんは「でましたね!ひろゆきキラー!」「ひろゆきなら『どうぞー』って住所ぐらい言いそうなのに、これは詭弁ですね」との声の一方、「庶民の為に、国政に専念してくださると助かります」「協力して税金とか裏金問題とかなんとかしてよ。けんかする相手間違ってるって」と本職の議員活動への専心を促す意見もあった。

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