TOMOOの新曲“Present”がどこまでもポップなのに聴いているとなんだか泣きそうになる理由
2024.02.18 18:00
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記
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昨年9月にリリースされてからじわじわと……というよりますます勢いよく、たくさんの人の心に届き続けているTOMOOのアルバム『TWO MOON』。その『TWO MOON』以降初となる新曲“Present”がこれまた素晴らしい。

ライブで初披露された瞬間から、親しい友だちのようなフレンドリーさですっと耳に馴染んできたこの曲。『関ジャム 完全燃SHOW』の「マイベスト10」にランクインした“Super Ball”、“Grapefruit Moon”に続き編曲を担当した小西遼のアレンジは冴えまくっていて、4管ホーンにフルートまで加わった、裏拍が気持ちいいビッグバンド調のアレンジの中を、ウーリッツァーやローズのまろやかな響きとゴスペルクワイアがクリーミーに溶けていく極上のサウンドを届けている。

そんな“Present”で歌われるのは「プレゼントってひとりよがりなものじゃない?」「そもそも愛ってそういうものじゃない?」という私たちの日常にあるシンプルな問いだ。その問いは《マットもシャイニーも君にある/淡いもビビッドも君のもの/どんな人かなんてすぐ/言えやしない君だから/幸せなんだ》という人間の多面性の肯定を経由しながら、《的はずれがもし届くなら/君がそうキャッチしてくれたから》という愛の相補性の提示によって、鮮やかに解決される。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

(畑雄介)



●TOMOO - Present【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
https://www.youtube.com/watch?v=EvpsZde4QSI