「今の時代は“衣が薄く、塩で食べる”という天ぷらが主流となっていますが、うちみたいな“衣を味わう天ぷら”があってもいいんじゃないかと思いますね。それを天つゆにつけて、衣と油を十分に楽しむ。僕はそれが本当の“江戸前天ぷら”だと思っていて」
「“江戸前天ぷら”を一言で言うと「東京で、胡麻油100パーセントで揚げたものを、天つゆにつけて食べる天ぷら」です。薄い衣を塩で、というのは「精進揚げ」に近く、言わば京都の天ぷらの食べ方なんですよ。やっぱり衣がザクザクとしたものを天つゆにつけて食べてこそ“江戸前の食べ方”だと思います。」

京都が塩 江戸前が天つゆ なんだな
いとうあさこは江戸っ子なんだろ

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