2024年2月11日17時20分

なにわ男子の長尾謙杜(21)が11日、都内で行われた映画「室町無頼」(入江悠監督、25年1月17日公開)製作発表会見で、撮影全体の3分の1くらいを、ふんどしで行ったと明かした。主演の大泉洋は「大泉さんが…と言っているけど、長尾君の成長物語だよ。長尾くんの映画じゃないかよ!」と、得意のボヤキをかました。一方で「(長尾が)ふんどし1本で稽古させられた。ちょろちょろっと、出ているんじゃないか、長尾君のアレが?」と下ネタも突っ込んだ。これには、長尾も「やめてください!」と悲鳴を上げた。

「室町無頼」は、23年に「極楽征夷大将軍」で第169回直木賞を受賞した作家・垣根涼介氏の16年の小説を実写化。1461年(寛正2)応仁の乱前夜の京を舞台に、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史書にただ1度だけ名をとどめる男・蓮田兵衛を描く。23年9月13日にと上京都撮影所でクランクインするまで、企画立ち上げから8年が経過。ラストは、たった9人で幕府軍に挑む、無頼たちの勝率0の戦いを描き、同12月10日にクランクアップした。

長尾は劇中で、天涯孤独の身ながら自己流の棒術で極貧生活を送る才蔵を演じた。すさまじい武術の才能を秘めており、大泉演じる剣の達人・蓮田兵衛に見いだされ、鍛えられて手下になる役どころだ。大泉は、長尾演じる才蔵が使う6尺(1・8メートル)の棒を引き合いに「(ふんどしの間から)ちょろちょろっと、長尾君の無頼が、6尺棒が!」と下ネタを繰り返した。長尾は「今回の映画ではアクション、その他、新しいことに挑戦した。兵衛様と大泉さんに、たくさんの磨きをかけていただき、成長できた」と大泉に感謝していたが、下ネタには「3分の1くらい、ふんどし…やめてください!」と慌ててストップをかけていた。

会見では、壮大かつ過激な撮影のエピソードも次々、明かされた。一揆のシーンは「何人、呼んでるねん! というくらい俳優が集まっている。当時と同じくらいの人を呼んだのか? と思うくらい」(大泉)の数の俳優を投入し、隣の声が聞こえないほど巨大な扇風機を回して作り上げたという。脚本も担当した入江悠監督(44)は「室町時代の映画がないので、たどり着いたら『マッドマックス』」と、世界的に人気のアクション映画シリーズ「マッドマックス」を参考に、アクションを作り上げたと明かした。

長尾も「関所が爆発するシーンは、坂道を上っていたら爆風が来るくらいの爆発。それが初日で、それからの撮影が楽しみだった」ち振り返った。

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