最終回 レビュー

原作と ただのラブコメにしたいテレビドラマの違い

■原作者が守ろうとしたもの

木南晴夏『セクシー田中さん』ラブコメなのに「恋愛至上主義」を否定した最終話が素晴らしすぎた
【ネタバレあり】

主人公が誰かを選んだり、誰かと引っ付いたりすることなく、
恋愛よりも自分の生き様を貫くという着地点だったわけだ。

なによりもプライオリティーを高くすべき考え方は
、“自分の人生” を自分が納得・満足できるかどうか。

 自分のポリシーややりたいことを貫く前提で “道” を選び、
その “道” を進みながら愛し合えるパートナーと出会えたなら、
思いきり恋愛をしたほうがいいが、
恋愛をすることでその “道” を歩めなくなるなら、しなくていいと思っている。

 まさにその考え方を劇中の田中が体現していた。
この作品は、決して「恋愛」自体を否定したわけではないものの、
「恋愛至上主義」は明確に否定したのである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/291cb2f3d4e6ba241addf9df7f1be91f8b8bfc94