I子さんは「何かあったらすぐに助けてね」とスタッフに言い残し、部屋に向かった。恐怖心を抱きながら右足からマッサージを施していき、予定時間をオーバーして施術は終了した。

 I子さんが安堵し、膝を突いて「お疲れ様でした」と言葉を発した直後。松本が左手で彼女の右手をぐいと掴み、陰部に当てながら言う。

「ええやん……。いつになったら舐めてくれるの?」

 さらに、松本は紙パンツを下にズラし、I子さんの手をみずからの陰茎に持っていき、上下運動を強いる。

「私は恐怖で震え、局部から目を背けていましたが、さらに私の後頭部を掴んでぐっと局部に押し付けてきたのです。私は抵抗し、性的なサービスはないことを必死に説明しました。自然と涙が出てきましたが、彼は私の涙を見ても力を緩めなかった」(I子さん)

 そのとき、松本がI子さんに発した言葉は長年彼女の心を穿ち続けている。

「本当かな? 昨日はそれで帰ったけど、もう一度試してみたくなった」