(ブルームバーグ): 「銃を持ったポケモン」と一部のファンに呼ばれている新作ビデオゲーム「パルワールド」が数百万人単位でプレ-ヤーを引きつけている。同時に、ポケットモンスターシリーズの愛好家たちはその類似性に大いに憤慨している。
ゲーム開発会社のポケットペアは22日、X(旧ツイッター)上でパルワードを500万本販売したと明らかにした。ゲーム配信プラットフォームの「Steam(スチーム)」では、160万人がパソコン(PC)上でパルワールドに同時接続して、現在のランキングで1位を獲得している。米マイクロソフト社も同社のゲーム機「Xbox」と定額制サービス「ゲームパス」上でパルワールドを配信している。
パルワールドでは、プレーヤーは協力してモンスターを捕獲し、基地を建設し、漫画のようなファンタジーの世界で生きていく。ポケモンシリーズとは異なり、パルワールドのプレーヤーはモンスターを銃で撃って捕まえ、調教することができる。
ゲーマーたちはブログやソーシャルメディア上でその類似性について議論している。そして、一部のポケモン愛好家は明らかに憤慨している。ポケットペアの溝部拓郎最高経営責任者(CEO)は同社の開発者が「誹謗(ひぼう)中傷」や「殺害予告のようなツイート」まで受けているとXに書いている。
任天堂と株式会社ポケモンの広報担当は、個別の案件なのでコメントは控えるとした。ポケットペアからは取材に対する返答は得られていない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/738d53741f08af0f582d837fb678e4aad7d02095