記事投稿日:2024/01/14 06:00 最終更新日:2024/01/14 06:00

『女性自身』編集部

ピアノと身一つで誰にでもなれる、モノマネの女王“ミッちゃん”。デビューしてすぐに人気番組への出演をつかんで以来、ずっとスター街道をひた走ってきた。たったひとりで約1万人を爆笑の渦に巻き込む、前代未聞の武道館ライブももう10周年。

そんな彼女の変わらぬ原点は、家族だ。普通が一番、と頑なだった父。最後に贈ってくれた言葉がミチコを今日も奮い立たせる。これまで語られなかった、清水家の愛の歴史がここに―─。(全2回・前編)



「さんずいにブルー(青)と書いて、清水ミチコです!」

観客の歓声と笑いに包まれ、全国ツアー「清水ミチコアワー ~ひとり祝賀会~」が幕を開けた。

会場には、50代夫婦、親子連れなど老若男女が集まり、満席状態。

ミネラルウオーターのボトルを持つだけで拍手が湧き起こる。

「じつは昨年の武道館ライブで、私がボトルを持つとお客さんがイタズラで拍手をしたんです。その様子がWOWOWで放送されてから、謎のルールが生まれたんです」

清水ミチコ(63)は、うれしそうに語った。

毎年恒例になっている武道館ライブも、先日の1月3日に、10周年の節目を迎えたばかり。だが、そもそも武道館はミチコが目指していた舞台ではなかったという。

「じつはあるアーティストが武道館ライブをドタキャンして、急きょ、イベンターさんから『代打をお願いできないか』と穴埋め的に頼まれたのがきっかけなんです。

https://jisin.jp/entertainment/interview/2281918/
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