Published
2024/01/13 23:51 (JST)

岸田文雄首相は13日、X(旧ツイッター)を更新。能登半島地震での二次避難において「事実に基づかない投稿が散見されます」と異例の注意呼びかけを行った。

岸田首相は「二次避難について誤解を招きかねない、事実に基づかない投稿が散見されています」と指摘するのは、タレント・ラサール石井の投稿を意識したと思われる。

岸田首相は11日、被災者らに向け「ホテルや旅館などへのより安全な環境へ、積極的な二次避難をお願いします」とXで呼びかけた。
するとラサールは12日、これを引用した上で「被災者にそんな金あるか。だったらあんたが金を出して、旅館やホテルを借り上げ避難民を移動させろ」と批判。さらに「五輪誘致のアルバム作りみたいに、馳浩石川知事に官房機密費から金出してやらせろ」と同県知事の〝不祥事〟を持ち出した。


二次避難先の手配は行政が担当していることから、ラサールの投稿は多くのネットユーザーから〝デマ〟と指摘されたが、炎上したまま拡散している。

それに危機感を抱いたのか岸田首相はこの日「二次避難について誤解を招きかねない、事実に基づかない投稿が散見されていますが、二次避難先は行政で手配しており、避難者の方にご負担いただくことはありません」と避難者の負担はないと強調。
「その他の誤情報も散見されます。影響の大きいアカウントだから正しいとは限りません。公共機関等からの情報の確認をお願いします」と呼びかけた。さらに「悪質な虚偽情報は決して許されません。政府として今後も情報発信に努めますが、国民の皆さんには虚偽情報に惑わされないようお願いいたします」と念押しした。

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