サンスポ2024/01/11 05:00
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東京六大学リーグの慶大は10日、横浜市内の同校グラウンドで始動した。今秋のドラフト候補に挙がる水鳥遥貴内野手(3年)は、大学ラストイヤーの目標に「首位打者と三冠王」を掲げ、「今年一年終わったときに、誰にも負けずに周りから『水鳥、伸びたね』といわれるようにやります」と決意をにじませた。

一心不乱に歩を進める。一般就職も考えていたといい、昨年4月にアナウンサー試験の1次審査を通過した。ただ〝本業〟の野球で、秋季リーグ、明治神宮大会の優勝に遊撃手として貢献し、心境が変化。12月には大学日本代表候補合宿に参加し「より高いレベルを目指したいし、目指せるなと感じました。プロで活躍したいという思いになった」と進路をプロ一本に絞った。

自慢は、50メートル走6秒0の俊足と遠投100メートルの強肩。東京六大学リーグには同じ遊撃手でドラフト会議の目玉といわれる明大・宗山がいるが「同級生じゃない感じ。でも負ける気はない」と闘志を燃やす。

「今はまだ注目度も実力も実績も違いますけど、今年一年の結果で示せたら」と水鳥。挑戦の一年が幕を開けた。(加藤次郎)