来季J1に昇格する東京Vの城福浩監督(62)が古巣ファンから集中砲火を浴びそうだ。

 2022年6月に東京Vの指揮官に就任し、16年ぶりのJ1に導いた城福監督は、かつてFC東京で指導者などを務め、2008年~10年と16年には監督としてチームを指揮した。それだけにJ1昇格プレーオフ決勝(2日)を制した際も、東京V監督に就いた時を振り返り「私がヴェルディの監督をやれるはずがない」と苦悩していたことを告白した。

 東京Vの昇格により来季J1で〝東京ダービー〟が復活するが、かつて所属していたFC東京サポーターは応援するクラブで長く活動していた城福監督に対する反発を強めており、ネットやSNS上には「城福監督…楽しみだけど複雑」「城福、J1に来るな」「ダービーでやっつけてやるぞ」「緑(東京Vのチームカラー)は嫌いだから」「城福、余計なことしやがって」などの声が書き込まれ、不穏なムードが漂っている。

 実際に、7月には天皇杯で〝東京ダービー〟が実現した際、FC東京サポーターは禁止されている発煙筒や花火を使って東京Vを威嚇。日本サッカー協会はFC東京に罰金500万円を課していたが、J1の舞台で激突となればヒートアップするのは間違いなく、中でも、宿敵クラブに移った城福監督への罵声やブーイングは避けられないとみられている。

 城福監督に近い関係者は「城福さんは、あまりネットの書き込みとかはあまり見ないので。FC東京サポーターから圧力がかかる? 本人は気にしていないんじゃないですか」と語っていた。城福監督は〝東京ダービー〟の復活を熱望していたとし「サッカー界が盛り上がる」と語り、古巣ファンの反応については言及していなかった。

 01年にヴェルディが東京に移転して以降、反発しあってきた因縁の2クラブだけに、J1での激突に周囲はヒートアップしそうだ。

12/10(日) 6:16 東スポ
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