2023年12月07日 19:20

 任天堂(京都市)は7日、今月16、17日に開催予定だったゲーム大会「スプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会」について、運営状の不測の事態が発生したため、延期すると公式サイトで発表した。

 かねて社員に対する脅迫を受けていたことを公表。その上で「当社は当社社員を標的とした脅迫行為を執拗に受けておりましたが、直近におきまして、この脅迫行為の標的が『スプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会』の観客、スタッフ等に広がったことから、お客様の安全を最優先に考え、イベントの開催を延期する判断に至りました」と説明した。

 同大会と連動する「スプラトゥーン3 ワールドチャンピオンシップ 2024」も実施を延期する。さらに同大会の実施を予定していた来年1月20、21日の「Nintendo Live 2024 TOKYO」は、来場者の安全を十分に確保できないとの判断から開催を中止。イベント内で実施予定だった「マリオカート8 デラックス オンラインチャレンジ 決勝ステージ」「マリオカート8 デラックス ワールドチャンピオンシップ 2024」は開催延期と、影響は多岐にわたる。

 延期イベントの新たな日程については今後、婚式サイト、公式X(旧ツイッター)などで告知するという。「イベントを楽しみにしていただいていたお客様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします」とファンに理解を呼びかけた。

 同大会は、人気ゲームソフト「スプラトゥーン3」を使った初の公式大会。各地方大会などを勝ち抜いたチームによって争われる予定だった。小学生部門と年齢制限なしの一般チーム部門に分かれ、日本一を決める。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/12/07/kiji/20231207s00041000544000c.html