ライフ・マネー 投稿日:2023.12.01 06:00FLASH編集部

 40代後半から急激に高まる「がん発症リスク」。生と死の分かれ道で“選択”を間違えないために有名人7人が死の淵で選んだ、がん治療を徹底取材した。

 大ヒット曲『夢追い酒』は250万枚を超えるミリオンセラー。多忙をきわめる日々を過ごしていた歌手・渥美二郎氏を病魔が襲ったのは、1989年9月だった。

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「当時、胃がムカムカする感じはしていました。体調を整えるという軽い気持ちで健康診断を受けたら、末期のスキルス胃がんだと言われました。
その翌年の1月にはハワイ公演も決まっていたので『なんとか元気になってハワイ公演を実現したい』という強い気持ちがありました」

 胃壁や組織にしみこんでいくように進行するスキルス胃がん。医師からは「難しい手術なので覚悟してほしい」と言われ、その言葉のとおり、手術は6時間にも及んだ。

「手術には成功しましたが、胃だけでなく、脾臓もすべて切除しました。術後の痛みもありましたが、どうしてもハワイ公演をやりたいと主治医に言うと、最初は止められましたよ(笑)」

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