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2023/10/27 21:31

『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)の公開を記念して行われている「山崎貴セレクション ゴジラ上映会」の最終回が10月27日に池袋HUMAXシネマズで開催され、山崎貴監督と庵野秀明監督が登壇。お互いへのツッコミを含むにぎやかなトークで、大いに会場を盛り上げた。
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そして『ゴジラ-1.0』への道のりを回想した山崎監督は、「『シン・ゴジラ』は本当にすばらしかった。『すごいな。三茶のチームをよくここまで奮い立たせて、すごいものを作ったな』と思っていたら、東宝さんから『そろそろ、次の『ゴジラ』どうですか』と言われて。『シン・ゴジラ』のあとかよ!と思って」と相当なプレッシャーがあった様子だ。庵野監督は「よくやったよね」と目尻を下げて、観客も爆笑。山崎監督が「撮影の途中に、庵野さんが陣中見舞いに来てくれた。その時に『本当によくやるよね』と言われた。『シン・ゴジラ』の後にはぺんぺん草も生えない。誰もやらないですよ。相当なバカヤロウじゃないとやらない」と覚悟して挑んだことを明かすと、庵野監督は「さすが山崎くん」と引き受けた山崎監督に笑顔を見せ、「よくできていた。本当によかった。これで『ゴジラ』は続くから大丈夫だよ」と『ゴジラ-1.0』の出来栄えを称えた。

すると庵野監督の感想が気になっていた山崎監督が「そもそもどうなんですか!」とうずうずする気持ちを抑えられなくなったように質問し始めたが、庵野監督は「いろいろツッコミどころは満載なんですよ」と素直に回答。山崎監督が「うるさいよ!」と食い気味にツッコむと、会場も拍手をしながら大笑いだ。庵野監督は「それはもう全部横に置いておいて」と前置きして、「おもしろいです。特に銀座!銀座を見てください。銀座、すばらしいです。あと後半に僕は、すごく好きなところがあって。キュンとくる」とネタバレを気にしながら熱弁し、「山崎くんを応援しなければいけない。これは多分大丈夫だと思うけど、大儲けしてくれないと次につながらない」と「ゴジラ」愛を語る。山崎監督は「『ゴジラ』はちゃんとヒットしないと…。『シン・ゴジラ』のあと。ヒットしなければいけない」とまたプレッシャーが顔をのぞかせていたが、庵野監督は「これはおそらく大丈夫」と太鼓判を押していた。

『ゴジラ-1.0』について「褒めてばかり」と庵野監督が語ると、山崎監督は「もうちょい」とおねだりする場面もあり、山崎監督は「あそことか多分、好きだろうなと思った」と庵野監督が好みそうなシーンを思い浮かべようとしていたが、庵野監督は「僕の好みは、山崎くんには伝わらない。ものすごい狭いところ。そこなの!?と思うようなところが好き」だという。

山崎監督は「それを聞くのが楽しみだな。軍艦とか作っている時に、『ちょっと庵野さん、悔しがるんじゃないかな』と思った」とニヤリとすると、庵野監督は「その辺はね、ぬるい」とバッサリ。観客や山崎監督も大笑いとなったが、とはいえ庵野監督は「山崎くんがいままでやっていた、いろいろな映画の集大成。上手だなと思った」と絶賛を続け、山崎監督が「いままでこのためにやってきたような」、さらに庵野監督が「そう言っても過言ではないくらい。いままでの培った技術が無駄なく、全部集約されている。その技術力はすばらしい」と応えるなど、お互いにリスペクトをにじませながらトーク。山崎監督は「『シン・ゴジラ』でいい仕事をした人を、連れて来ちゃった。庵野さんに鍛えられた人にお願いした」と告白し、庵野監督は「ちゃんとバトンを渡しましたね」と技術の継承を喜んでいた。

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