ニューカッスル所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(23)が昨季まで所属していたACミラン時代に同チームの勝利に賭けていたことを認め、10か月の出場停止処分が決定したことが明らかになった。

 スカイスポーツ・イタリアが伝えたところによると、トナーリは自ら賭博容疑を認め、全面的にイタリア当局の捜査に協力。もしも自発的に容疑を認めていなければ、FIFAの規約で3年間の出場停止が科せられる違反だったという。

 しかしこの処分でトナーリの今季復帰は不可能となり、今夏に5500万ポンド(約102億3000万円)で移籍したニューカッスルでのシーズンは終了。イタリア代表としても今後の予選、また本戦出場を果たしても来年6月にドイツで開催されるユーロ2024に出場できなくなった。

 ニューカッスルのハウ監督は、処分決定前の24日に行われたドルトムント戦前日の欧州CL定例会見で「(処分が決定していない)状況もあるが、サンドロ(トナーリ)はフィットして試合に出場できる状態」と話していたが、10か月の出場停止が確定。気の早い英メディアの中には、ニューカッスルが今冬1月の移籍期間中にマンチェスターCで出場機会がないイングランド代表MFカルバン・フィリップス(27)を獲得して、トナーリの穴埋めをするという記事も出現している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0fe84545fa0480017057eb606e7c095f7d29cb48