0001朝一から閉店までφ ★
2023/10/23(月) 06:36:35.65ID:vfaCGIG/9「ヒッジョーにキビシ〜ッ!」
「生では知らないかも…」
「う〜ん…キビシ〜!」
なんて会話を交わしながら、『ケロロ軍曹』のぬいぐるみを片手にポーズを決めているのは、当時24歳の“ゆうこりん”こと、小倉優子(39)と、財津一郎さんだ。
財津さんが、10月19日に慢性心不全のため亡くなっていたことがわかった。享年89歳だった。
財津さんといえば、若かりし頃は吉本興業に所属。新喜劇時代に出演した藤田まこと主演の「てなもんや三度笠」の浪人・蛇口一角(へびぐち いっかく)役で登場。「ヒッジョーにキビシ〜ッ!」や、「助けてチョーダイ!」のギャグで一躍、お茶の間の人気者になった。
「高校卒業後に帝劇ミュージカルの研究生となり、デビューはオペレッタ『赤い絨毯』でした。喜劇俳優としてだけでなく、オペラ歌手並みの歌唱力を生かしたCMキャラでも人気を博しました。
’84年から財津さんがキャラを務め、奇声で『こてっ…ちゃん!』と叫ぶCMが大評判となり、『こてっちゃん』が爆発的に売れたと言われています」(芸能プロダクション幹部)
「ピアノ売ってちょうだ~い!」のセリフで知られる、中古ピアノ買い取り業者「タケモトピアノ」のCMは、赤ちゃんが泣きやむ不思議なCMと言われ、20年以上、愛されてきたのはご存知の通りだ。
この日、2人は人気アニメ『ケロロ軍曹』(テレビ東京系)主題歌のデュエット曲『帰ってきたケロッ!とマーチ』をスタジオで録音。本誌は’07年2月、その現場に密着していた。
実は、この日の録音が2人とって初顔合わせ。「歌は苦手で、朝から緊張しすぎて何も食べらなかった」というゆうこりんに、財津さんは、
「マーチは、元気がよければダイジョ〜ブッ!」
と大きな声で激励。いざ、歌い始めてみればデュエットは完璧で、財津さんは、
「練習したのがよ〜くわかる。エライッ!」
とベタ褒めだった。
「財津さんは、ゆうこりんをずっと笑顔で励まし続けていました。一方で自分のパート練習になると、“ケロケロケロ”のカエルの鳴き声が『納得できない。もっといい声が出る!』と何度も自分にダメ出しをしていました。プロ根性に脱帽した記憶があります」(本誌取材記者)
あの強烈な表情と、インパクト十分な歌声を聞くことができないと思うと寂しくて仕方がない。ご冥福をお祈りいたします。
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財津一郎さんとゆうこりん「伝説のデュエット」風景
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