【AFP=時事】マレーシアサッカー協会(FAM)は10日、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との間で戦闘が発生した影響で、パレスチナ代表がマレーシアで予定されている大会を欠場すると発表した。

【写真】W杯でパレスチナ旗を手にするモロッコのメンバー

 FAMは「パレスチナ代表は参加を撤回した。現在の緊迫した情勢では、クアラルンプールへ渡航できないのが理由だ」と発表した。

 パレスチナ代表は、クアラルンプールで開催される親善トーナメントのムルデカ大会(Merdeka Tournament)に参加する予定で、13日の初戦でタジキスタンと対戦するはずだったが、中止になった。これで大会はタジキスタン、マレーシア、インドの3か国のみの出場となり、タジキスタンは不戦勝で決勝進出が決まっている。

 パレスチナ代表は11月、W杯北中米大会(2026 World Cup)・アジア2次予選のオーストラリア戦とレバノン戦に臨む予定となっている。また来年1月にカタールで開幕するアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)の本戦出場も決めている。【翻訳編集】 AFPBB News

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