2023.9.30

 創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が10月2日14時から都内で2度目の会見を実施する。

 9月7日の会見には藤島ジュリー景子氏(57)、東山紀之(57)、井ノ原快彦(47)、顧問弁護士が出席。ジャニー氏の加害があったことを認め、ジュリー氏が社長を引責辞任。新社長に東山が就任すること、ジュリー氏は株式を100%保有したまま代表取締役として残り、被害者の救済や補償に専念すると発表した。

 10月2日の会見では、社名変更や新体制、ジュリー氏が保有する株式の扱いについて新たな発表がある見込みだ。

「タレントのマネジメントを行なう新会社を設立し、そこに全タレントが“移籍”。同社の社長には東山さんが就任し、井ノ原さんが副社長に。そしてジャニーズ事務所は被害者のための報償・救済専門の会社となる――そうした話も出てきていますよね。

 ジャニーズの今後の命運を握る10月2日の会見にもジュリー氏、東山さん、井ノ原さんが出席する見込みです。そして副社長だった白波瀬傑(しらはせ・すぐる)氏は、最初の会見に続いて2度目の会見も欠席するとみられています」(ワイドショー関係者)

 白波瀬氏は1975年にメリー喜多川氏(享年93)に声をかけられてジャニーズ事務所に入社。以降、半世紀近くジャニーズの番頭を務め、マスコミ対応の窓口を取り仕切ってきた。

 1996年にはジャニーズ事務所の取締役に就任。その後、専務に昇格し、2019年に代表取締役副社長に就任していた。しかし、ジャニー氏の加害問題を受け、9月5日付で副社長を引責辞任していたことが会見で明らかになった。

 会見で記者から白波瀬氏の不在を指摘された東山は「責任を取って退任したと思いますので」「前の世代ですので」としていた。

■白波瀬氏は今でもジャニーズ関連会社の取締役

 前出のワイドショー関係者が続ける。

「白波瀬氏は最も長くジャニーズ事務所で働き、ジャニー氏、メリー氏、ジュリー氏のことも近くで見てきた人物です。ジャニー氏の加害問題についても彼が一番知っているのではないか、と指摘されているほど。だからこそ“会見に出るべきだ”という声がマスコミ関係者からは上がっています。

 9月7日の会見を欠席したのは“すでに退社しているから”という理由でしたが、彼が会見に出てきて、すべてをしゃべらないことには加害問題の真相が明らかになることはないのではないかとも言われていますよね」

 そんな中、芸能プロ関係者はこう言うのだ。

「白波瀬さんはジャニーズ事務所の副社長は退任したのでしょうが……関連会社の取締役にはまだ名前があり、完全にジャニーズとの関係を絶ったわけではないようです」

 白波瀬氏の名前が確認できるのは、ジャニーズ事務所関連会社「ジャニーズ・エンタテイメント」だ。

 同社はKinKi KidsのCDデビューを見据えて1997年2月にジャニーズ事務所が設立。少年隊、NEWS、ジャニーズWESTなどが所属してきたが、2019年5月に事業を終了し、嵐などが所属するレコード会社「ジェイ・ストーム」へと事業譲渡。以降は休眠会社と化している。

「2019年から休眠会社だと言いますが、ジャニーズ・エンタテイメントの登記簿には昨年も動きがあったんです。たとえば、滝沢秀明さん(41)は退所と同じタイミングの昨年10月に取締役から外れています。一方で白波瀬さんは2018年3月に取締役に就任し、昨年5月にも再び取締役として登記されていて、現在もそのままに状態になっています。

 今後、関連会社からも外れる手続きを取っていくのかもしれませんが、現状はまだ、白波瀬さんはジャニーズ関連会社に籍がある。

 そして、多くのマスコミ関係者の間では“白波瀬さんが辞めるっていっても、現実的にはすぐに辞められないのでは”という話もされていますね……」(前同)

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https://pinzuba.news/articles/-/3940