9/23(土) 21:21配信

日テレNEWS
バレー女子日本代表・古賀紗理那選手(写真:松尾/アフロスポーツ)

◆FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023 プールB トルコ3-1日本(22日、国立代々木競技場 第一体育館)

【図解】バレーボール・パリ五輪選考

各組8チームの総当たり戦で、上位2チームにパリ五輪の出場権が与えられる今大会。開幕から全てストレート勝ちで5連勝のバレーボール女子日本代表(世界ランク8位)は、同じく5連勝で2位につけるトルコ(世界ランク1位)と対戦。この試合に3-0、3-1で勝利すれば、日本は最終戦を待たずにパリ五輪出場が決定する一戦となりました。

第1セット、まず日本に流れを呼び込んだのはキャプテンのOH古賀紗理那選手。先制点となるスパイクに、相手のエースである身長194cmメリッサ・バルガス選手をブロック。主導権を握った日本は、MB渡邊彩選手のブロック、OH林琴奈選手のスパイクなどでリードを広げていきます。また日本は巧みなブロックで、トルコのスパイクミスを誘発。終盤反撃を受けるも、ネーションズリーグ金メダルの強豪トルコ相手に25-22で第1セットを奪うことに成功します。

第2セット序盤は、互角の展開。日本はこの試合冴えわたる渡邉選手のブロックポイント、OH井上愛里沙選手のスパイクなどで得点。一方のトルコは、バルガス選手が打点の高いスパイクに加え、強烈なサーブなどで得点を奪います。この混戦をまず抜け出したのは日本。渡邊選手のスパイク、古賀選手のバックアタック、セッター関菜々巳選手が2本連続のサービスエースでリードを奪います。しかしその後トルコの底力。終盤に5連続ポイントを許し、22-25で第2セットを落とした日本。今大会17セット目で初めてセットを失います。

1-1で迎えた第3セット、日本は古賀選手と井上選手を中心に得点。しかし徐々に調子を上げてきたトルコのエース、バルガス選手にスパイク、ブロック、サーブで得点を奪われ、リードを広げられていく展開となります。それでもセットの後半日本は、MB宮部藍梨選手がバルガス選手を止めるブロック、OH和田由紀子選手のスパイク、関選手のブロックなどで逆転し24-22とセットポイントを迎えます。しかしここから日本はまさかの4連続失点で24-26。目前としながら第3セットを落とします。

後がなくなった第4セットでしたが、日本は序盤からトルコにリードを許す苦しい展開。その後も追い上げることができずにトルコに1-3(25-22、22-25、24-26、12-25)で敗れた日本は今大会初黒星。パリ五輪への切符を獲得するためには、24日ブラジル戦での勝利が必要となりました。一方勝利したトルコは、プールBの2位以内が確定しパリ五輪出場が決定しました。

【日本の日程と結果】
16日 ○3-0ペルー
17日 ○3-0アルゼンチン
19日 ○3-0プエルトリコ
20日 ○3-0ブルガリア
22日 ○3-0ベルギー
23日 ●1-3トルコ
24日 vsブラジル

https://news.yahoo.co.jp/articles/d2f436534f6b9314d30393602fc6d706b42be97b