ボクシング世界チャンピオンの畑山隆則へのインタビュー
「格闘界ケンカ列伝」 データハウス社 P10~12より


―いろんな格闘家たちに話を聞いていると、ケンカに役立つ格闘技としてボクシングが挙げられる事が多いんですが

畑山隆則:「俺は柔道とか空手だと思うんですけどねえ。やっぱり柔道とかの人は腕力強いじゃないですか。ケンカはやっぱり腕力がモノを言うと思うから。」

―つまらない質問ですが、ケンカで日本一になるのとボクシングで世界チャンピオンになるのでは、どちらが厳しいでしょうか?

畑山隆則:「ケンカでしょ。だいいちボクシングはハンディがないですから。ケンカでチャンピオンになるっつったら、そりゃ大変なもんですよ。体重が10kg違ったらパンチも全然違いますからね。腕力も必要になってくるし・・・。ボクサーはコレ(腕力)ないやつ、本当に多いですよ。華奢じゃないですか、みんな。掴まれたら、ぶん殴られますよ」