◇セ・リーグ 阪神4―3巨人(2023年9月14日 甲子園)

古巣・阪神が18年ぶりのリーグ優勝を果たしたことを受け、オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が、スポニチに祝福メッセージを寄せた。

「本当に、本当に18年ぶりのリーグ優勝、おめでとうございます!今シーズンが始まる前から『そら今のタイガースの戦力なら、普通にやったらアレやんか。
ほらほーよ。おーん』と思っていましたが、戦力だけでなく、私の同級生たちや、若い頃から一緒にプレーした先輩たちがチームの軸となって、後輩たちが
いい空気の中でベストのパフォーマンスをしており、毎日、結果やハイライトを見ながら『ええチームやなぁ』と思って拝見しておりました」

野球に加え、ユーモアのセンスも併せ持つ右腕。岡田監督の口調を拝借し、喜びを表現した。そしてお互いを補完し合って一丸となった同学年、同期、
先輩、後輩たちの顔を思い浮かべつつ、健闘を称賛した。その上で、胸中も吐露した。

「タイガースのリーグ優勝に私自身、“刺激”とはまた違った、何か、“10数年来の女友達が結婚した時”のような…。ひとしおの感慨、そして同時に
一抹の寂しさも感じながら、遠く異国の地で吉報を聞きました」

自身がタテジマのユニホームを着て味わうことはできなかった、歓喜の瞬間。独特な言い回しで、昨季まで10年間在籍した古巣の優勝への思いを、
言葉に乗せた。そして、自らも米国の地で勝利の美酒を味わうべく、決意を新たにもした。

「私の念願であったビールかけをともにすることはできませんでしたが、代わりに、こちらでシャンパンを浴びられるよう、残りシーズン、頑張っていきます」

古巣の優勝にも力をえた。次は海の向こうから、シャンパンの海に浸かった喜びのコメントを、日本列島に届ける。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42cc174ef177209a5f42673bc31310a823dbd4c5