ジャニーズ事務所の職員も児童レイプ集団だと知っていた。 
ジャニーズ女性職員「あなたは頭がおかしい」「表からでも裏からでも来なさい」
www.tokyo-np.co.jp/article/267294
性被害を受けた元ジャニーズJr.で「ジャニーズ性加害問題当事者の会」メンバーのイズミさんが顔出しで取材に応じた。

中3の3月ごろ、代々木体育館横の事務所の関係先に行き、
過去16回にわたって受けた風呂場やベッドでの性被害を女性職員に伝えた。
怒りを込めて話すと「ジャニー氏に話があったことは伝える。でもあなたは頭がおかしい」などと一蹴された。
「女性は30代くらい。大人に打ち明けてもこうやってなかったことにされるのかと絶望感でいっぱいになった」と涙を浮かべる。

男性が近くに来ると今でも不安な気持ちに襲われるといい、
美容室でも男性美容師に顔や髪の毛を触られると体が硬直する。電車で隣の席の男性が寝て頭を傾けてくるだけで怖い。
美容師学校に行ったり、建築技術を学び会社を設立したり、いろいろなことに挑戦するが、
人間関係でつまずくとすぐに人への不信感が芽生え、諦めてしまう。
心の中にトラウマ(心的外傷)をずっと背負いこんできた。

28年後、2011年3月11日の東京電力福島第1原発事故を機に「いつ死ぬかわからない」と思い、
5月ごろ、再度事務所に電話して性被害を訴えた。
すると職員は「そういう思いがあるなら、弁護士を通して。表からでも裏からでも来なさい」と言ってきた。
「『裏からでも来なさい』というのは、握りつぶせると思ったのか。
その後、知人を介し、メリー社長側に被害を訴えたが、知人から『相手が大きすぎる。我慢するしかない』と言われてしまった」

2度の抗議が世の中に知れ渡ることはなかったが、今回は
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーになり表に立つことを決めた。
家族や子どもたちにも「これで片を付けたい」と理解してもらった。