ジミー・サヴィルは、イギリスのテレビ司会者、DJ、慈善活動家。音楽番組や子供向け番組の司会者という表の顔を利用して未成年者への強姦や性的虐待を繰り返していたことが死後に発覚した。「イギリス史上最も多くの罪を重ねた性犯罪者の一人」とも評され、被害者は10歳未満の児童を含む男女200人以上に及ぶとされる。

マーガレット・サッチャーが首相時代に、社会のロールモデルとして首相官邸に招待し、彼の実行力を称賛。こうして彼は社会的に「無敵の存在」になり、しばしば国家的な存在、国宝級の人物とみなされていた。
彼の長年に渡る強姦や性的虐待について、警察は何度か端緒をつかんだが、生前に逮捕されることはなかった。