サッカープレミアリーグ・ブライトンの地元にある動物園「ドラシラス・パーク」に新たに加わったフンボルトペンギン10羽に、三笘薫をはじめとするブライトンの選手たちの名前がつけられた。クラブ公式サイトが紹介した。

 チリとペルー原産のフンボルトペンギンは「デゼルビ」「スティール」「ウェブスター」「ダンク」「マーチ」「グロス」「ミトマ」「ベルトマン」「エンシソ」「ファーガソン」と名付けられた。デゼルビはすでに仲間と餌を分け合っているようで「陽気ないいやつ」だという。

 ブライトンファンの同園ビジター・サービス・マネジャー、カーラ・リーさんが、今季欧州リーグ出場を勝ち取った同クラブ史上最高のシーズンを記念してこのアイデアを思いついた。

 リーさんは「サッカー・クラブは地元コミュニティーにとって大きな存在であり、私も大のブライトン・ファンです。男子チームが素晴らしいシーズンを過ごしたので、新しいペンギンの名前を選手たちの名前にすることを思い付きました。彼らに敬意を表するのに、これより良い方法はないでしょう」と話した。

 リーさんは苦労した点として「10人に絞るのは本当に難しく、まるでコーチが先発メンバーを選ぶような気分でした! 大活躍した選手たちをたたえたかったのですが、マカリスターがリバプールに移籍してしまったため、外さざるを得なかったのです」と説明した。

 リーさんは選手を選ぶ際にダジャレを用いたと説明。「ペンギンはにおいがひどい(gross)のでグロス、水中にもぐる(dunk)からダンク、ペンギンは行進(march)するからマーチ」などと話し、イタリア人のデゼルビ監督については名前の「De Zerbi」が英語風に発音すると「deserve it(ふさわしい)」になるからとした。さらに「ペンギンはみんな南米産なので、エンシソにちなんだ名前をつけられたのはうれしかった」とよろこんだ。

 ドラシラスのマネージング・ディレクター、オリー・スミス氏は新たなペンギンたちの加入を喜んでいるが、その名前の由来について飼育員たちに少し勉強してもらう必要があると話している。

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