24日の東京競馬第5レースの2歳新馬戦(芝1800メートル)で、三浦皇成(33=美浦・鹿戸)がJRA通算1000勝を達成した。現役22人目の記録。

 5番人気のヴェロキラプトル(牡・高野)に騎乗し、仕掛けてハナを奪うと、直線もしぶとい末脚を繰り出して、〝念願〟の1着ゴールイン。

 5月13日の東京3R(3歳未勝利)のウォルラスでリーチをかけてから約1か月半(70戦)、2着7回と惜しいレースはいくつかあったものの、なかなか勝てずにいたが、ようやくメモリアルに到達。先頭でフィニッシュした後は場内から大きな拍手が送られた。

 三浦の話「皆さん大変長らくお待たせしました。なかなか勝ち切れず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。1勝することの大変さや、ありがたみを今までのジョッキー人生で一番強く感じられましたし、本当に貴重な1勝になりました。あと1勝のリーチがかかってから、先輩方は〝早く勝てよ〟と言ってくれるのですが、レースになると全然気にしてくれず(苦笑い)。それだけ競馬界はお互いが切磋琢磨できる素晴らしい世界なんだとも思っています。これだけの歓声の中でゴールを切れたことは騎手として貴重な時間となりますし、これからもその時間を大切に、もっといい形にしていけるように頑張っていきます。また現地に足を運んで競馬を応援してください。ありがとうございました」

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