6/15(木) 17:45配信 スポーティングニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6ce2bfe0548141e3efac98cd47aae7d9fccf64c

デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、自身のトロフィーキャビネットを大きくする必要がある。NBAで称賛を浴び続けているからだ。

2回のMVP受賞に加え、2022-2023シーズンのヨキッチは、ナゲッツを球団初の優勝へと導き、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPとNBAファイナルMVPのトロフィーを手に入れた。

ただ、ヨキッチは常日頃、個人の賞は優勝して掲げられるラリー・オブライエン・トロフィーとは比較にならないと明確にしてきた。そんなヨキッチだからか、ファイナルMVPトロフィーがどこにあるかさえ知らないという。

6月14日(日本時間15日)、ヨキッチは『ESPN』のマリカ・アンドリューズ記者のインタビューで、これまでの受賞者はトロフィーを一緒に持ってきたと指摘されると、このように答えたのだ。

「本当に分からないんだ。(用具係の)部屋に置いてきて、もうそこにはないんだよ。だから、知らないんだ。自宅に届くといいんだけど」

第5戦でマイアミ・ヒートを沈めたNBAファイナル2023で、ヨキッチは平均30.2得点、14.0リバウンド、7.2アシストを記録し、NBAファイナルMVPに選ばれた。メディアによる11票をすべて獲得するなど、満場一致の選出だ。

ヨキッチは最初にトロフィーを舞台に置いたままにしていたが、その後家族との写真撮影のために再び手にしていた。

しかし、優勝を祝うシャンパンファイトや、チームメイトのジャマール・マレーをプールに投げ込んだりしている間に、ヨキッチはお祝いに夢中になってしまったようだ。

ナゲッツを球団初の優勝に導いた過酷なシーズンを終え、ヨキッチは母国セルビアに戻り、愛する競馬を見る用意をしている。だが、少なくとも15日(同16日)が終わるのを待たなければならない。この日、ナゲッツはデンバー市内で優勝パレードを行う予定だ。

その時までに、ヨキッチがファイナルMVPのトロフィーを見つけられるように願うばかりだ。