>>430
 鈴木敏夫
  僕は だからやった事としては
  一人 絵描き(本田雄)を連れて来ました
  これは 結構 宮さんを刺激してます
  それが 宮さんの凄いなっと 思ったのはねぇ
  その一人の人間を置いただけで 
  もう 宮さんの 絵が変わるんですよ 
  絵と同時に 
 「実は絵だけじゃないよ 鈴木さん 
   彼に 対抗するには内容も変えなきゃ」
  そういうことが出来てます
  だから これは期待できますよ
  やっぱ 宮さん 凄いですね 僕なんかもね 
  実を言うとラッシュがもう出来てるんですよ 観た瞬間ねぇ
  いつもの宮さんと違うから そうしたら  
 「宮さん あれ あれでイイすっか」って 
 「気が付いたの鈴木さんだけだよ」って言い出して
 「だって あれでやるって 言ったんじゃん」って

 宮さんなんかさ、(作画監督の本田雄が)
 “これは出来ません”って言うのを待ってるんだよね。
 でも、果敢にチャレンジしてくるじゃない。
 そうするとね、次から次へと刺客を送り込むみたいなものでね、
 絵コンテの内容がそれによって変わったんだもん。
 (宮崎駿)本人も宣言していたしね。
 “彼(本田雄)が出来ないものをやろう”。
 ところがね、こなしていくんですよ。時間はかかるけれど。


本田雄
「宮崎さんの新作やってるけど、やっぱり当初の設定と違うものを要求されることがある」
「磯光雄を経ているから※ハイハイってやってますよ」

「宮崎さんは磯さんみたいなことをいうけど(電脳)コイル経てるから大丈夫」
「キャラ表からどんどん変わってくけど怒らせないように従ってる」
「俺は磯光雄を経験してるから(宮崎駿の無茶に)耐えられる」
「宮崎さんは気を使って話題をふってくれたりする」

※電脳コイルではある程度制作が進んだところで本田が作ったキャラ表に磯がダメ出しして作り直しを指示。→ケンカして降板
本田「磯さんが『ここ受け口の方が良くない?』とか言うんだけど、受け口で可愛いわけねえだろ!」