セ・パ交流戦が30日に開幕。球団初のリーグ3連覇を狙うヤクルトは日本ハム戦(エスコン)に1―2で逆転負けを喫し、11連敗となった。高津臣吾監督(54)は「こちらからはそりゃ次の1点をなんとか取ってほしい、次の1点をなんとか防いでほしいと思いながら見てるんですけど。それができないってところは、何かあるでしょうね」と頭を悩ませている。

 交流戦の開幕投手を務めた先発・石川は万波に2打席連続ホームランを打たれたが、7回2失点とベテランらしい粘りの投球を見せた。しかし、燕打線は、2回に長岡の適時打でもぎ取った先制点以降、ホームベースを踏むことはできなかった。

 長いトンネルは交流戦に入っても続く。なんとかしなければ、と思う重圧からかこの日は2回にサンタナが走塁ミス、7回には長岡が犠打失敗で併殺打となるなど失敗が目立った。指揮官は「大きなミス小さなミスたくさんあってそういうミスをしてるとなかなか点がとれない」と表情を曇らせ「できることはしっかりやる。できないことを努力してできるようにする。それは大切でしょう。ミスはそりゃあると思うので努力するしかないでしょうね」とナインに奮起を促した。

「一生懸命やってるので。それに対して何やってんだというふうには言えない。みんな勝ちたいと思ってプレーしてるのは当たり前のことで、頑張ってるのも当たり前のこと」と語り、敗れても選手を責めることはない高津監督。そんな期待に、チームは応えることができるか。
東スポWEB

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