0001征夷大将軍 ★
2023/05/28(日) 17:44:23.62ID:A/Vwa7Oi91万メートルのタイムレース各校上位8人の合計結果で争われ、鹿児島大が4時間15分41秒04で優勝し、1985年の第16回大会以来、39大会ぶり9度目の全日本大学駅伝(11月5日、名古屋市・熱田神宮~三重県伊勢市・伊勢神宮)出場を決めた。
控え場所で優勝を確信すると、選手たちは涙を流し、感極まった。「ここまで来られたか…」。大学院の修士2年で、チームの大黒柱、茅野智裕は実感を込めた。
チームトップの別府明稔(3年)が30分52秒20の全体3位と好走。他の選手も31分台が3人、32分台が4人と安定した成績を残した。
かつては九州で福岡大などと競い合ってきた。ただ、国立大で推薦入学などもなく、近年は苦しい時期が続いた。茅野は「予選会にも出られないレベルだった」と入学当初を振り返る。鹿児島工高時代に駅伝で九州大会に出場経験がある茅野は「このチームでは強くなれない」とスタッフに訴えると、2年で長距離ブロック長を任された。そこから「やるならとことんやろう」と少しずつ改革を進めた。
進学校から受験を経て入学してくる学生ばかりで、高校時代に実績のある選手はほとんどいない。「関東の大学のまねをするのではなく、自分たちの路線でまずは自己ベスト更新を目指し、走る楽しさを味わうことを徹底した」。茅野を中心に選手がメニューを組み立て、こつこつとレベルアップを目指した。練習への意識を高めるため、個人とチームの目標を共有。以前は休日になると誰もいなかったグラウンドが、今では自主練習する多くの選手でにぎわっているという。「陸上部があることすら知らなかった」と入学した別府も「仲間の先輩方に支えられて成長させてもらった」と感謝する。
全日本では昨年度の大学駅伝「3冠」を果たした駒大を筆頭に、全国の強豪としのぎを削る。別府は「まずは楽しみたい」と声を弾ませた。(伊藤瀬里加)
西日本スポーツUpdated:2023.05.28 16:25
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