5/27(土) 6:12配信

文春オンライン
眼鏡は実は伊達である

〈拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう〉

 アンジェラ・アキ(45)自らが作詞・作曲を手掛けた『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』が大ヒットしたのは、15年前のことだ。2014年に音楽活動休止を発表した、黒縁眼鏡がトレードマークの歌姫。彼女はいま、どこで何をしているのだろう。

【画像】アンジェラ・アキ最近の素顔。徳島の観光施設にて

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デビュー前で持ち曲は約100曲
 英会話スクール「イーオン」社長の安藝(あき)清とイタリア系アメリカ人の母親のもとに、徳島県板野町で生まれたアンジェラ。ジョージ・ワシントン大学在学中に作詞・作曲を始め、卒業後はライブハウスで歌っていた。彼女に最初に取材した、ライターの内本順一氏が語る。

「25歳頃、日本に帰国。デビュー前にもかかわらず100曲程書き上げていて、どれも完成度が高かった。真面目で芯が強く、質問に『私はそうは思わない』とズバッと答えることもあり、とても新人とは思えなかった」

 知名度を上げたのは北海道のラジオ『FMノースウェーブ』。番組制作を手掛けた土橋孝多氏が言う。

「自主製作のアルバムを聴いて度肝を抜かれた。『挫折を知らない人に書ける歌詞じゃない』と。局で毎日のように流しました(笑)。視聴者からのリクエストも増え、札幌でミニライブを開くといつも盛況でした」

 05年に『HOME』でメジャーデビューすると、翌年から6年連続でNHK『紅白歌合戦』に出場するなど大ブレイク。08年の『手紙』は25万枚を超えるヒット作となった。プライベートでは音楽ディレクターの濱野太郎氏と結婚。12年には長男を出産した。

 しかし――。14年、突如、音楽活動の休止を発表。メディアから姿を消した。

音楽活動休止の真相とは?
 前出の内本氏が明かす。

「『手紙』のロングヒット以降、リリースに追われる生活に『疲れちゃった』と漏らしていた。スランプも重なり、『これまで独学でやってきたから、アメリカの大学でしっかり音楽教育を受けたい』と。作家の友人にミュージカルの共同制作の話を持ち掛けられたことも切っ掛けになったようです」

 同年秋、家族と渡米し、南カリフォルニア大学音楽学校に入学。2年間の学生生活の後、テネシー州ナッシュビルに拠点を移した。

 ミュージカル制作の傍ら、日本での仕事も再開。歌手への楽曲提供もその一つだ。由紀さおりが語る。

「『デビュー50周年を総括する曲を』と依頼したところ、『あなたにとって』という曲を作って下さいました。今はこの曲が私のコンサートのエンディングの定番。歌詞カードを配って、会場の皆さんと一緒に歌って大団円を迎えるのですが、本当にあたたかい気持ちになるんです」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/41002e2b08ae25091f6a500a11a65dab271a1769?page=1

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