5/26(金) 6:11配信 
中国新聞デジタル

 J1サンフレッチェ広島が2023年度中に債務超過に陥る可能性があり、株主に増資を打診していることが26日、分かった。規模は4億円以上とみられる。Jリーグのクラブライセンス判定の財務基準では、23年度決算で新たに債務超過となった場合、下位リーグへの降格となる。

 広島は22年度決算で、売上高が40億1700万円とクラブ史上初めて40億円を突破。一方で選手・スタッフの人件費増加などで当期純損失が5億5900万円に上り、純資産が2億1100万円に減少。23年度も新サッカースタジアムへの設備投資などで、純資産を上回る5億円程度の赤字が見込まれる。

 債務超過を回避し、来年2月の新スタジアム開業を確実にJ1で迎えるには、増資が不可欠と判断。筆頭株主のエディオンをはじめ、広島県や広島市、地場企業など既存株主に増資を要請している。

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