FNN
2023年5月25日 木曜 午後7:01
https://www.fnn.jp/articles/-/533316

静岡市が建設を目指すサッカースタジアムについて新たな動きです。最有力候補地の土地を所有している企業の社長が、25日午後 静岡市の難波市長と面談し、市が行う調査に協力することを約束しました。

清水エスパルスの本拠地「IAIスタジアム日本平」は、Jリーグの基準を一部満たしていないため、静岡市は新しいスタジアムの建設を計画し、最有力候補地としてJR清水駅東口にある製油所跡地を選んでいます。

こうしたなか25日午後 製油所跡地を所有する「エネオスホールディングス」の齊藤猛社長が市役所を訪れ、難波市長と面談しました。

面談では市側が、製油所跡地の土壌や津波のリスクなどについて調査する方針を伝えました。

そしてエネオス側に土地のデータの提供などの協力を求め、齊藤社長は協力を約束したということです。

エネオスホールディングス・齊藤 猛 社長:
前提条件と言うか、いろいろな調査がされるということなので「ご協力します」ということで終わりました。地域の皆さんとの共生といいますか、エネオスとしてはぜひこのプロジェクトを皆さまのために成功させたい

静岡市・難波 喬司 市長:
とにかく急いで調査をやって社会に提示して、展開を進めていくのが大事。そういう意味ではちゃんと始めることができた。新設する場合はあそこ(製油所跡地)しかない。やれるかどうか早急に検討を進めていかなければと思っています

スタジアムの建設を巡っては、数百億円ともいわれる整備費用をどこが負担するのかなど、検討課題が多いのが現状です。

現在のスタジアムの改修案も選択肢として残されていて、今後の動向に注目が集まります。