THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER編集部 2023.5.19 10:29 Topic | Tv/Movie
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アニメや洋画吹替の声優として活躍する宮野真守は、出演作『シャザム!~神々の怒り~』で吹替にかける熱い思いを語っている。

本作は、魔術の力で「シャザム!」と唱えると大人のスーパーヒーローに変身する子どもたちの冒険を描く。宮野は、主人公ビリーが変身したヒーロー、シャザム役を演じた。俳優はザッカリー・リーヴァイが演じている。

「家でめちゃくちゃ練習しました」と、宮野。「もちろんそれは声優として、いつもやってることではあるんですけど、今回のシャザムに関して言うとザッカリーさんの表現が面白すぎたということがあります。そして自分自身が今、吹替をやる上で大事にしていることが、どんどんアップデートされているというか」。

宮野の声優としてのキャリアは、海外ドラマ「わたしはケイトリン」(2000)の日本語吹替から始まっている。「1年のレギュラーだったんですけど、その時は右も左も分からず、とにかく音響監督さんの言うことに食らいついてなんとかやっていたんですけど、その中でも自分なりにこうやりたい、というような思いが湧いてきたんです。それこそ(『シャザム!』主人公の)ビリー少年がスーパーパワーを得たように、僕も18歳の時にアフレコというパワーをもらったんです」。

そうしていろいろな作品に携わるうちに、自分なりのスタイルを探り当てていったという宮野。だが近年は実写作品や、舞台などに立つ機会も増えて「自分の肉体でやることの難しさをさんざん味わったからこそ、ザッカリーさんの表現がものすごく尊く感じられた。どういうアプローチであれを出しているんだろう、というのがすごく興味津々だった」という。

それゆえに「僕が吹替を担当させていただくなら、今までのノウハウも全て注ぎ込んだ上で、どうにかザッカリーさんの表現に食らいついて、ザッカリーさんの表現に一番面白く寄り添おうと思った」という宮野。

「ここでこういう表情をしてるんだとか、急に大声を出すとか、急に静かになるんだなとか。まずはザッカリーさんの表現を研究して、それを台本にしっかりとメモしました。

もちろん英語と日本語は違いますし、アフレコというのはものまねではないので、それらの想いをしっかりと咀嚼してアプローチをしていきました。」

ちなみに宮野のお気に入りのヒーローはバットマンだそう。「中学校の時に、2対2くらいで初めてデートで見に行ったのが『バットマン』だったと思います。デートというよりも、みんなで映画見に行こうぜ、くらいの感覚だったかもしれないですが。そういう意味でもDCヒーローだと、バットマンが印象に残っていますね。バットマンのCDも持っていましたし、やっぱりカッコいいなと思いますね」。