内田篤人氏もその実力を称賛

元日本代表の内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』の5月4日配信回では、
元日本代表FWの佐藤寿人氏をゲストに迎えて30周年を迎えたJリーグを振り返った。

そこで両氏が揃って「最もインパクトを受けた助っ人」として挙げたのが、
浦和レッズなどで活躍したストライカー、エメルソンだった。

「速ぇ、強ぇ、上手ぇ。真似しましたもん。ふくらはぎ出して、靴下(を下げて)。高校生の時」と内田氏が話せば、
佐藤氏も「エメルソンを超える人はいない。結局、一人でできちゃう。
いろんないい選手が来ているけど、一人でできちゃうのはエメルソン」と評していた。

実際、Jリーグ30周年記念企画として公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』で配信されている「歴代最強イレブン」シリーズでも、
エメルソンをピックアップする元日本代表は多かった。
「練習来ないのに試合ではハットトリックする」(岡野雅行氏)
「彼と出会って現役を辞める決断をした。初速の凄さ、シュート力、判断の良さも素晴らしい」(福田正博氏)
「同じ時代にプレーした選手は皆(ベストイレブンに)入れるでしょ。1対1になったら絶対に取れない」(岩本輝雄氏)
「速くて上手い。ドリブルでなんでもできる。ボールを受ける前の動きも凄い」(坪井慶介氏)
「あの速さは僕なんか比べものにならない。ずば抜けている。ボールコントロールが正確なうえに、シュートも上手い」(石川直宏氏)
錚々たるメンバーがこう評しているのだから、エメルソンはやはり化け物だ。

ただ、気になることがある。

そんな実力者がなぜ当時ヨーロッパのビッグクラブに引き抜かれなかったのか。
その理由を岡野氏は「J歴代最強イレブン」の動画内で次のように述べていた。

「皆さんは知らないだろうけど、浦和が親善試合をしたインテルやマンチェスター・ユナイテッドなどから、すべてオファーは来ていました。

でも、エメは『激しいところでサッカーをやるのはヤダ』みたいなことを言って断っていたんですよ」
実力はピカイチな一方で練習嫌いでも有名だったエメルソンらしいエピソードである。

構成●サッカーダイジェスト編集部

5/7(日) 18:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/575ead35d8a0ddb9fea0d9b0070d385960bcab14