2023年5月6日(土)東京・有明アリーナ『RIZIN.42』に出場する全選手の個別インタビューが、4日(木)都内にて行われた。

 第1試合のRIZINキックボクシングルール3分3R(69.0kg)で木村“ケルベロス”颯太(NJKF心将塾)と対戦する、初参戦の城戸康裕(TEAM ONE)がインタビューに答えた。

 その中で、木村が自身のSNSで5月1日に「3週間で1kgも減量なく、最終調整終了。練習後のポテチとコーラうま。城戸ぶち殺すための準備完了」と、コーラを飲みながらポテトチップスを食べている画像と共に投稿したことを聞かれると、城戸はスイッチオン。

「僕、試合前にポテトチップス大丈夫? と思いましたけれどね。正直、全然何とも思わないです。SNS伸ばしたいのかなって。僕が絡むことでSNSが伸びちゃいそうなので絡まなかったです。何もしなかった(笑)。ここしか喋るチャンスはない? そうなんですか。じゃあ言いますね。僕、本当に思うんですけれど、格闘技のTwitterとかいろいろあるんですけれど、対戦相手に対して相手の選手、まず何で俺に怒っているのかがさっぱり分からない。俺が何をしたと。俺は試合が決まっただけで、相手とは何の因縁もないわけですよ。なんで怒られているのって思って。俺、何したのって感じです。

 もっと言っちゃうと、俺は何もしてないのに向こうは怒ってる、18個年齢が違うんですよ。彼が生まれる前から僕は格闘技をやっていて、最前線でやっていて、向こうはやってないわけじゃないですか。直接何をしたわけでもないけれど、俺は大先輩なわけですよ。例えばプロ野球の巨人軍の選手が明日対戦する広島の大先輩のピッチャーに対して、『お前の球なんか止まって見えるんだよ。余裕で打ち返してやる。引退しちまえ』と言ったとする。そうしたら球団からブチギレられるし、多分出場停止になると思うんですね。

 ただなぜか、格闘技ではこれが許されている。これが俺はよくないと思う。本当に思う。だって大谷翔平選手、イチロー選手、松井秀喜選手、中田英寿選手がこんなことするかって言ったら絶対しないでしょう。絶対するわけない。これは格闘技の闇だと思っている。こんなことで格闘技を伸ばしてはいけない。俺は佐藤嘉洋さんとか魔裟斗さんとか新田明臣さんとか、いろいろな先輩に俺はちゃんと『ありがとうございます』とちゃんとやってきたし。『おい、武田幸三、てめえやんのかこの野郎』って言うわけないでしょ。『おい、ボケ。てめえのローキックなんか余裕だ』なんて言うわけがない。

 これを何とかしないといけない。だから俺はそういうこと言われても完全に無視。それを俺がTwitterで反抗することでそこにいざこざが生まれる。俺は『へぇ~』と。これが一番鎮火するかなと。そもそも格闘技のこれが訳が分からない。サッカー選手、野球選手は絶対にしないでしょう。だから俺は野球・サッカー・格闘技にするためにはここが重要。絶対に礼儀・礼節、ここをやれば格闘技はもっとデカいビジネスになる。俺が運営側にまわったら絶対にそうする。

 選挙演説みたいになっているけれど、これは俺の本当の気持ちです。こうやってやれば、絶対に野球・サッカー・格闘技まで行くと思うんですよ。F層をつかむには『てめえ、この野郎』なんて言ってたら絶対につかめないでしょう。じゃあ例えば俺の引退相手が『おっさん、てめえ引退させてやるよ』って言って、親御さんはどう思っているのって。ウチの子はええ子に育ったわ~って言うわけないでしょう。多分、分からないけれど。だからF層に刺さる路線、羽生結弦選手に憧れるような層を格闘技界もつかまないといけない。そのためにはそういうことは辞めましょう。以上」と、一気に持論をまくしたてた。

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