シーナ&ロケッツ・鮎川誠さん追悼ライブでバンド〝再始動〟 三女・ルーシー葛藤乗り越え決意「このまま終わっちゃいけない」
5/3(水) 0:08 サンケイスポーツ
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追悼ライブ「音楽葬」を開催したボーカルの三女、ルーシー
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1月にすい臓がんのため死去したロックバンド、シーナ&ロケッツのギタリスト、鮎川誠さん(享年74)の追悼ライブ「音楽葬」が2日、東京・下北沢シャングリラで行われ、三女、知慧子(ちえこ)がシナロケのボーカルのルーシー・ミラーとして歌声を天国へ届けた。

2015年に死去した鮎川さんの妻で同バンドのボーカル、シーナさん(享年61)の後を継いでシナロケのメンバーとなり、故人とステージに立っていたルーシーはライブ前の取材に応じ、「5月2日はお父さんの誕生日で毎年ライブをやっていたのでここを押さえていて、そのまま使いました」と経緯を説明。

ライブの準備期間は1カ月半ほどで、「鮎川誠とシーナがいないシーナ&ロケッツなんて誰も聞きたくないだろうと…。見る人が寂しくなるようなライブにはしたくなくて」と葛藤を吐露。それでも「お父さんの家から手記とか未発表音源がたくさん出てきて、このまま終わっちゃいけないんじゃないかって」と父のメッセージに導かれ、バンドの〝再始動〟を決めた。

ライブでは500人がスタンディングで見守る中、過去のシナロケのライブ映像からスタートし、人気曲「HAPPY HOUSE」、「レモンティー」など全26曲を披露。観客は踊り、口ずさみ、メロディーに酔いしれながら大熱狂。ルーシーは「お父さんはよくシーナに会いたいからステージに立つと言っていましたが、わたしも今日お父さんを感じられました」とニッコリ。駆けつけた浅井健一(58)、声優の山口勝平(57)など縁の深い豪華メンバーと最高の音楽葬で締めくくった。

(おわり)