平成振り返り特集の第7弾は、アトランタオリンピックで、日本勢が金・銀・銅合わせ14個のメダルを獲得した平成8年(1996年)。
コギャル最盛期で、街はアムラーと腰パン男子であふれた。NINTENDO64、ポケモンの発売で、ゲーム業界は大盛り上がり。
東京臨海副都心線が開通し、湾岸エリアの新名所に注目が集まる。地ビール店や銀座にスターバックス1号店がオープンするなど、飲食業界に新しい風も。
そしてキムタクが連ドラ初主演で「ロンバケ現象」を巻き起こした、平成8年を振り返る。
渋谷から広がったコギャルブームの最盛期と言われるこの年。ルーズソックスをきっかけに、コギャルたちがブームの火付け役となり、「チョベリグ(超very good)」「チョベリバ(超very bad)」が広まった。
そんなコギャルたちが、この年から夢中になったのは“プリクラ”。撮った写真がすぐシールにできると、すぐさま全国で大ヒット。現在も続く若者文化を作った。
音楽シーンでは、安室奈美恵が小室哲也プロデュースで大ブレイク。街には、安室奈美恵のファッションを真似た「アムラー」が登場。
茶髪のロングヘアーに細い眉、ミニスカに厚底ブーツのファッション女子で溢れていた。
一方男子は、「腰パン」が制服の着こなしとして大流行。
関東から全国へ広がり、茶髪、ミニスカート、ルーズソックスと並び、校則違反ファッションとして、社会問題にもなった。