スポニチ2023年4月25日 17:26
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東京六大学野球 春季リーグ戦 慶大2―5明大 ( 2023年4月25日 神宮 )

4回戦1試合が行われ、明大が5―2で慶大に勝利して早大、法大に並ぶ勝ち点2とした。延長10回に小島大河捕手(2年)が決勝3ラン。東海大相模(神奈川)時代に日本一を経験した男が大学でも日本一を狙う。慶大は今秋ドラフト候補の広瀬隆太内野手(4年)がリーグ通算15号となる今季2号2ランを放った。

日本一を知る男は勝負強かった。2―2の延長10回1死一、二塁から、7番の2年生捕手・小島河が決勝の右越え3ラン。1勝1敗1分で4回戦までもつれた激闘にリーグ戦1号で終止符を打ち「(フェンスを)越えてくれたのでよかった」と声を弾ませた。

東海大相模で出場した21年の選抜では明豊(大分)との決勝で日本一を決めるサヨナラ打を放った甲子園のヒーロー。今季から正捕手となり、攻守で躍動する扇の要に田中武宏監督は「経験が浅いが、目配り気配りができる」と目を細めた。

昨年のリーグ戦では春、秋連覇を果たし、明治神宮大会では日本一に輝いた名門の正捕手を担う男は「切り替えて法政戦に臨みたい」と29日の次戦を見据えた。(柳内 遼平)