4/23(日) 20:12配信

日刊スポーツ
タッグマッチで敗れファンにあいさつするフワちゃん(撮影・滝沢徹郎)

<女子プロレス:スターダム>◇23日◇横浜アリーナ

 超人気ユーチューバーでタレントのフワちゃんが、プロレス2戦目で初勝利とはならなかった。

【写真】フライングボディーアタックを見舞うフワちゃん

 日本テレビ系列「行列のできる相談所」のフワちゃん企画第2弾での挑戦。“師匠”葉月と組んだタッグマッチは、天咲光由&林下詩美の前に敗れた。昨年10月23日のスターダムで、プロレスデビュー。これで2連敗となった。次戦は未定で「出直します」と再出発を誓った。

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 フワちゃんの横顔は、どこか寂しそうで、どこかスッキリしていた。24日は「ヒルナンデス!」「フワちゃんのオールナイトニッポン0(ZERO)」の生放送2本が控える。「マジで休もうかな。首が本当に痛くて、行けなくても許してね」と笑った。「何のリアクションも取れないもん」。首のアイシングが、熱い戦いの証しだった。

 ドロップキック、ジャーマン・スープレックス・ホールドなどでファンをわかせた。コーナーに上がると、新日本プロレスのオカダ・カズチカ直伝のミサイルキックもさく裂。「あの時は私、金髪だった」と冗談を言ってみせたが、すぐに真剣な表情に戻った。「ワンチャン、芸能人だから2戦目は勝てると思っていた。全部を賭けても、まだ勝てない」と言った。YouTubeの履歴も全てプロレス。それでも、壁は高かった。林下に「よく聞け、これがプロレスラーだ」と言われ、うなだれるしかなかった。

 次戦は未定。「出直してきます。前みたいに、もう1回やらせろって駄々をこねるんじゃなく、冷静に考えてきます。じっくり考えて、覚悟決まるまでは、大口たたかないでいきます」と、うなずいた。デビュー戦は73点と評価した。2戦目は「90点」と言った。「勝てていたら100点だった」と笑った。「見えないプレッシャーがあった」と吐露。「本当に大好きなのプロレスが」。愛は尽きない。勝利をつかむまで、やめられない。【栗田尚樹】

 ◆フワちゃんデビュー戦VTR 22年10月23日立川大会で葉月とタッグを組み、当時ワンダー・オブ・スターダム王者の上谷、女子高生レスラーの妃南と対戦。強烈なドロップキックに、卍(まんじ)固め、ブレーンバスターと、5カ月にわたる特訓の成果を発揮し、新人離れのパフォーマンスにどよめきが起こった。最後は上谷に3カウントを奪われたが、試合後は「本当にプロレスが好き。もう1回やりたい」と再戦を熱望した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f363f21cdee110e8279aca8487996edc4bc9bea

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