公式戦3連敗中で1日にはサポーターのバス囲み騒動にも発展した鹿島・岩政大樹監督(41)が4日、ルヴァン杯福岡戦(5日、カシマ)に向けてオンライン取材に応じ、サポーターへの思いを口にした。

1日のリーグ戦で広島に逆転負け。試合終了後には一部サポーターが選手バスを足止めして抗議の意思を表すなど現場が一時騒然とした。指揮官は「僕は鹿島サポーターをよく知っている。今の鹿島を勝たせてあげたいというなかで伝え方をそれぞれ示してくれた。すごく、ありがたいと思っています」と冷静に振り返った。

当日はバスの車内でサポーターの熱いゲキに耳を傾けていたという。周囲からは心配の声も挙がり緊張も走ったが「今の鹿島サポーターは、厳しい声を投げかけて僕に期待しているか、優しい声を掛けて僕を支えてくれているか、その2つしかいない。
僕に期待を掛けて、僕を何とかしてあげたいと思っているだけ。表現の仕方がそれぞれ違う。僕はバスの中にいながら、その期待をずっと受け止めていました」と当時の心境を明かした。

現在、チームはルヴァン杯D組で1分け1敗で最下位。公式戦も3連敗中と不振に陥っている。ただ、指揮官は着実にチームの積み上げはできているという自負がある。
「ピッチで見せている絵もどんどん積み上がっている。結果につなげて、それが爆発するときまで僕がぶれることなく続けることだと思っている」と決意を新たにしていた。

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