※2023/03/28
ELLE

エルトン・ジョンらと共にタブロイド紙を提訴しているヘンリー王子。法廷で王室が情報を隠していたと証言した。

新聞「デイリーメール」などを出している新聞社アソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッドを違法な情報収集で提訴しているヘンリー王子。同じく原告のエルトン・ジョンらと共に裁判の審問に出席するためにイギリスに帰国しているが、法廷で証言した。その内容が明らかになった。雑誌『ピープル』などが報じている。

王子は証言の中でダイアナ元妃の死に言及。「私が12歳のときに母が亡くなったがその母に対するマスコミの扱いを受けて、私とマスコミの関係は常に不安定だった」「しかし『不満は言わない、説明もしない』という方針を持つ機関のメンバーとして代替案はなかった。私はそれを受け入れるよう条件付けされていた。ほとんどの場合、私は公的な役割を果たす上での利害関係を受け入れた」。王室という機関の一員としてマスコミの態度を受け入れるよう、王室に訓練されたと主張している。

その王子に変化をもたらしたのはメーガン妃に関する報道だという。「彼女への悪質で執拗な攻撃や嫌がらせ、人の生活に立ち入る、ときに人種差別的な記事をきっかけに、マスコミに対して行動を起こさないという姿勢に苦しむようなった」と訴えている。

王子が新聞社を相手取って裁判を起こしたのはこれが初めてではない。2019年にも彼の電話を盗聴したとして、新聞「サン」を出している新聞社ニュースグループ・ニュースペーパーズ(NGN)を提訴している。証言の中で王子はNGNについても触れた。「王室がNGNの電話の盗聴について長い間私から情報を隠していたことは疑いようがない。近年、私が様々な法的アドバイスを受けたり代理人を立てたりして自分の主張を追求する中で明らかになった」「2020年にイギリスから出たことで、自分が何を知っているかに関してバブルが弾けたと言っても過言ではない」。王室を離脱して初めてこれまで王室が隠していた情報を知ったと語っている。

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