U-22日本代表は現地時間3月27日、国際親善試合でU-22ベルギー代表とスペインのムルシアで対戦。2−3で敗れた。

 大岩剛監督が率いる日本のスタメンは以下のとおり。4−2−3−1で、GKに小久保玲央ブライアン、4バックは右から中村拓海、西尾隆矢、鈴木海音、加藤聖、ダブルボランチは川ア颯太と藤田譲瑠チマ、2列目は右から松村優太、鈴木唯人、平岡大陽、1トップは木村勇大というラインナップだ。

 立ち上がりからペースを握りたかった日本だが、開始5分に先制を許す。縦パスをカットされると、その流れからラマザニの鋭いミドルでゴールを割られる。

 その後もベルギーのスピードとパワーにやや後手を踏み、組み立てで苦戦。前線の木村や鈴木唯にパスが入っても、相手の強度の高い守備の前に思うようにチャンスを作れない。

 20分にはピッチ中央でバックパスを奪われると、中央から崩されてフェルテッセンの一撃をくらう。

 2点のビハインドを負った日本は果敢に反撃を試みる。敵陣のエリアまでボールを運ぶシーンをいくつか作るものの、あと一歩が足りず、得点には至らない。前半は0−2で折り返す。
 
 迎えた後半、細谷真大や佐藤恵允を投入するなど4人を入れ替えた日本はさらに攻勢を強め、相手ゴールに迫る。そして54分、1点を返す。

 右CKを木村誠二がヘッドで後方に流し、ファーで待つ佐藤が右足シュートをねじ込む。3日前に2−2で引き分けたU-22ドイツ代表戦でも同じような形で佐藤が得点しており、得意なパターンでネットを揺らしてみせた。

 さらに64分、日本が同点に追いつく。敵陣中央の右エリアで藤田からのパスを受けた鈴木唯がそのままドリブルで持ち運び、ペナルティエリアに入ったところで右足を強振。力強いショットで試合を振り出しに戻した。

 前半とは打って変わり、躍動感あふれる戦いぶりを見せる大岩ジャパン。だが、86分、左サイドを崩されて、最後はファエセンに決められる。このゴールが決勝点となり、日本は惜しくも敗れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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