27日、JRAの第1回関東定例記者会見が都内で行われた。

 以前から実施されていた酷暑期の暑熱対策(パドック周回時間の短縮、ミストやエアコンの設置)の一環として、2024年から「熱中症リスクが著しく高い時間帯での競馬を休止」し、「競走時間帯を拡大」することも発表された。

 具体的には1Rの発走時刻を9時30分ごろに設定し午前中に5競走を実施→11時30分ごろから休止時間を挟み15時ごろから再開→18時30分ごろに最終競走を実施するというもの。実施時期は7~8月の間、北海道(函館・札幌)以外の開催場が対象となる予定。準メイン・メイン競走の時間帯は現行からの据え置きとなる。今後は地元などと調整を図ったうえ、具体的な実施期間は今年10月に「2024年度開催日割」で、具体的な時刻は24年4月に「夏季競馬番組」で決定→発表となる。

 また、春シーズンから注目度の高いGⅠ(レース未定)において、騎手のヘルメットのツバ部分に装着するタイプの「ジョッキーカメラ」が導入されることも発表された。1レース1~2頭の騎手が装着、レース当日夜にJRA公式ユーチューブチャンネル等で臨場感あふれる〝騎手目線〟のレース動画の公開が予定されている(ライブ中継はしない)。

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