2018年に食道がんを公表し、翌年3月治療を終えて活動再開していた歌手の大橋純子(72)が23日、自身のオフィシャルサイトを通じて再発を発表した。治療に専念するため、今後活動を休止する。「また是非皆さまの前で歌えるよう、暫くお休みを頂戴致します」と話した。
 定期健診の中でがんの再発が判明。4月1日からは横浜公演を皮切りにビルボードライブが控えていたが、医師の診断と先々の音楽人生のことを考えて4月以降の公演は中止することとなった。大橋は「やっと世の中も緩和の兆しが見えてきていよいよこれから!と張り切ってリハーサルを始めた矢先の出来事にとても残念な気持ちでいっぱいなのと、楽しみにして下さっている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語った。

 1974年6月デビュー。78年に「たそがれマイ・ラブ」で日本レコード大賞金賞、82年に「シルエット・ロマンス」で同最優秀歌唱賞。79年のNHK紅白歌合戦に出場した。18年3月からの活動休止中には食道がんに加え、新たに見つかった初期の乳腺がんの治療も並行。4月からは放射線治療と抗がん剤で食道がんの治療を行い、7月末には手術で左乳房を全摘出していた。
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