WBCは米大リーグの各球団にとって見本市≠ニなった。米国でも名前が知られる佐々木朗(ロッテ)や山本(オリックス)らが実力を示した一方、金の卵≠ニして20歳の高橋宏(中日)や今季がプロ2年目の大勢(巨人)らの評価が急上昇した。

メジャースカウトにとってはショーケース≠ニなったWBC。既に村上や山本は米大リーグへの移籍希望を公言し、各球団の幹部や編成担当者も把握している。

山本は早ければ今季終了後に海を渡る。複数の代理人は既に、水面下で契約を求めて活動中。ある代理人は「一番、評価が高いのは山本。どの球種も今すぐにメジャーで通用する。総額で1億5000万ドル(約200億円)を超える契約を獲得できるのではないか」と話した。

160キロ超の直球を連発した佐々木朗の評価も高く「総額2億ドル(約264億円)レベルの契約になるかもしれない」という。決勝で先発した左腕の今永については「左で95マイル(153キロ)以上の真っすぐを投げられる投手は貴重。米国戦の初回、ゴールドシュミットからチェンジアップで三振を奪った。あれで評価は上がった。千賀(メッツ)並みの契約になるに違いない」と100億円規模の契約と予想した。

野手では村上の評価が高い。三塁守備を懸念するスカウトもいるが、前出の代理人は「三塁守備を磨けば軽く1億ドル(132億円)を超える契約を得られる」との見解を示した。

東海岸にある球団のスカウトは「われわれのチームで一番の評価はヒロト・タカハシだ」とし、決勝を含め3試合に登板した高橋宏の評価が急上昇したことを明かした。ナ・リーグの強豪球団は「タイセイとヤマザキも今後はマークする」と明言。大勢と栗林に代わって召集された山崎颯をターゲットに定めた。

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